音質について
フレー、フレー、ハレー彗星!というわけで三度の飯より雨男、どうもこんにちはLac-Qです。
これを書いている今現在私はちょうどじょーたに初めて送ることになるであろう「何をするか会議」の音源のエンコード(でしたっけとにかくmp3にするやつ)をしてる。さてPodcastにおいて最も大切なことは何か・・・
多くの配信者の方は『内容』と言うと思う。しらんけど。私もそう思う。良質なPodcastが揃う令和の日本の中で見ればラクラジオの番組の内容なんて雑草みたいなものかもしれないが、これでも一応気をつかって真面目に「何が面白いか」は考えている。
だが今回のハンバーグは『内容』の話ではない。題の通り『音質』の話だ。編集時に参考にしているブログから引用する。
音の悪い録音を何十分も聞くのは耳が辛くて不必要にストレスがかかります。よいコンテンツを届けたいのなら、音質という、コンテンツ以前の問題は解決しておくべきです。
音の良いポッドキャストを録音するために ― Turing Complete FMの収録テクニックhttps://note.com/ruiu/n/n1061d541355f
なるほど、私としてはもはやこの文章に耳が痛い。だって今までの音源の音質悪いんだもの・・・
と、いうわけで今年からは改善しようってことでいろんなサイトを見ては相場的なものを調べている。ちなみに上で引用したサイトは丁寧に音質の重要性が説かれていて、反論したくなる気持ちをへし折ってくれるのでおすすめです。
やっぱり、音質は大事
そんなのお前に言われなくてもわかるよって人がラクラジオのリスナーのほとんどでしょうから、別に改めて講釈たれるつもりは毛頭ない。が、一つわかったことがあるのでここに書いておきたい。それは、いい音質とは何か、ということは非常に難しいということだ。多くのサイトではいい音質にするために①ノイズを消す②綺麗な音にするという段取りを紹介しているのだが、どうも個人的に引っかかったポイントがあった。それは①②=「いい音質」である保証なんてどこにもないということだ。なぜそう思ったかというと、先ほどのサイトやあるいは音楽協力をしていたただいたshort stepの大さんも言っていた、「子音の明瞭さ」についてそこまで賛同できないのだ。ここで言う「子音の明瞭さ」とは、サ行のような言葉の子音、つまりsの音がいかにリアルにはっきり聞こえるかの度合いのことだ。それがよりはっきり聞こえるような音質がいいそうな。でまぁサイトやらなんやらで紹介されている音源を聞くと確かに「サッ」の音がいい。リアルで臨場感があるし、つぶれたり汚くなっていないのは数字上きれいなレートである結果だろう。でも私は少し苦手だった。耳に刺さるのだ、「サッ」が。極端に言えばいわゆるサンプリングレートの低い音源が岩のようなゴツゴツ感のある音だとしたら、その音は鋭利で綺麗なナイフみたいな感じ。耳の中に入り込んで「サッ、スッ、シャッ」っと切ってくるのだ。綺麗なのだが、綺麗すぎて疲れるしたまにびっくりする。ノイジーでくすんだ音の方が落ち着くこともあるんだなぁという気づきだった。で、これなんか前にもこんなことあったよなぁ、つって思い出したのが、大好きなバンドスピッツのアルバムだった。スピッツは結成30年を越えるベテランバンドでアルバムも多く出している。そんな中、スピッツの最新アルバム「見っけ」の音は耳に刺さるのだ。
こちらの表題曲を聴いてほしい。
え?なにか耳障りな要素ある?そう思った人は気にしなくて大丈夫、いますぐ「見っけ」を買って素敵なスピッツライフを!
とまぁ冗談はさておき次はこちら、前作「醒めない」の表題曲
すごーく微妙な違いかもしれないが、私が見っけを聴くとどうも全体に、特にサ行につく「サー」という音が気になる。これは初めて家のスピーカーで聴いた時から感じていて最初は気のせいかあるいはスピーカーのせいだとも思ったのだが、他の環境や違うアルバムの曲と比べても「サー」が気になるので多分そういうミックスなのだと思う。
これは意図した音かもしれないし、誰も気がつかなかった音かもしれない。さらに言えば人によって「醒めない」の音が気になる人やそもそもボーカル草野正宗さんのハスキーボイスが耳障りな人もいるのではないだろうか。この事実に気づいた私は絶賛悩み中な訳です。
いい音ってなんだ?!
多分・・・というか基本的に世の中には高い音が聞き取れない人や低い音が聞き取れない人、キンキンが好きな人、ボソボソが好きな人ありとあらゆる性質、好みの人がいるのは明らかで、隣に座るあの子が同じ音の世界に生きているとは限らない!
———そんなこと知ってますよ、この世に真の客観なんてないんですから
はい、すいません。でもいろんなサイトが「いい音質」で括りがち。あ、もちろんそれを否定しようってことじゃあないよ。だって少なくとも多くの人が「いい音質」だと思えるものを紹介しなかったらHow toのページとしてはイマイチでしょうし、だいたい私だって多くの人が快適に聞けるような音源を作りたいもの。「いい音質」の焦点がどこにあるかは揚げ足取らず読み手がしっかりと理解すべき。でも例えば9割の人が「いい音質」だと思えればそれでいいのか、自分が不快な時はどうしたらいいのか、きっとどこかに少数派はいる。本気で考えれば悩みどころは山のようにあります。宇宙で一番耳が敏感な人は毎秒毎秒何が聞こえているのかなぁ。あーあ、みんなが各自で好きな音質に変えられればいいのに・・・イコライザー?なるほどね、トホホ。
この記事は事実に基づいたフィクションです。
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