身勝手な実験、好奇心の実験
さて、自身の編集作業が滞ってるLac-Qです。まぁた課題も忙しくなり本気でやりたいものもあるのでミキシスの連続投稿はまだ先になりそうです。
最近、大学の関係で様々なアンケートを依頼される。されるといってもメールで全学生に送られたり、サークルのLINEに「ご協力ください」と来たりするのに答えるというものである。多くの場合それは匿名で個人が特定されない形で処理する(らしい)のだが、学年、性別を聞くことが多い。
この性別、というのが私のアンケートを答える時のもっぱらの関心である。なぜならば最近見るアンケートはようやく性別の選択肢が「3択」になっているからである。
◯男性
◯女性
◯その他
むーん、悩む。何を悩むかと言えば、「その他」という選択肢への疑問である。要するに近年のLGBTへの関心から多様性を考慮して◯その他という選択肢を用意したのであろうが、じゃあそもそもの話として性別を問う意味を考えてしまうのである。私は少なくとも男性の体を持って生まれ、基本的に男性として育っているが、「男性が好きなもの」が好きかと言われれば違うし、「男性が好きなもの」が自分にも当てはまったからといって「自分が男性だから」とは思わない。これはほとんど宗教的・・・といってもいいレベルの話で、「そう思うようにしている」というのが正しい認識なのかもしれない。しかし私は「男は〜」「女は〜」の話法に非常に敏感に反応している。統計的に男女の優位を調べたいというのがアンケートの趣旨だとすれば、「俺はそんな二元論にははまらないぜ」という反抗精神が私のスタンスである。
と、いうわけでこの4月からアンケートの性別欄はなるべく◯その他(あるいは◯無回答)と答えてみている。これは「LGBTなんです!!」という叫びとは違う、ある種「これを選んでやったらどうなるか」といった好奇心の入った取り組みなので、アンケートに対して真面目ではないと言われるかもしれない。でもごめんなさい、自信を持って◯男性を選ぶほど私は「男性」としてこの先生きていくつもりはないのである。せめて男女の定義や、性別がどう研究に影響を与えるのか、教えて欲しいのである。私がアンケートを作る時はなるべく性別欄は設けたくないなぁ。
補足:
ちなみに「医療系」「看護系」のアンケートに関しては、詳しい内容にもよるのだが◯男性と答えるようにしている。言わずもがな男性の肉体を持つ以上、身体的なことは男性として生きてますよ。