「優しいスピッツ」と聞いたイメージ

 こんにちは、3度の飯より重い扉をこじ開けたいLac-Qです。先日、スピッツの特番「優しいスピッツ a secret session in Obihiro」が発表されました。この番組、WOWOWでの放送ですので、私のハードルは大きいのですが、この解禁された情報をもとに期待を膨らませる遊びをしてみたいと思います。

目次
・現在わかっていること
・演奏曲妄想
 優しくなりたいな
 群青
 雪風
 旅の途中
 アカネ
・まとめ

現在わかっていること

 これまで(2021/12/23時点)わかっていることを整理してみます。公開されている公式関連記事はスピッツ公式サイトのNEWSとWOWOW公式noteが公開している「スピッツを追って、北の大地へ。【「優しいスピッツ」ライブレポート 第1回】」のみです。この情報をもとに推察するとこれまでにない取り組みであることがわかります。まぁそれは、それぞれの記事を読んでもらうとして、私が以上のコンテンツの読んで、思ったことは「さぁどんな曲が聞けるんだろう」ということです。帯広で行われたという謎の無観客ライブ、しかも映像作品でもあるというのです。映画監督の松居大悟さんが参加しているということで、本当に予想ができません。

 本当にこの記事でも書きましたが、どんどんやるんだな、という印象です。でもこれまでコンスタントに開催されてきたイベント(ロックロックこんにちは!等)が中止されたことを考えると、この程度のスケジュール、スピッツの4人にとっては屁のカッパなのかもしれません。というわけで、どんな曲が演奏されるのか、答え合わせも楽しみにするとして妄想します。

演奏曲妄想

 「優しいスピッツ」という言葉を間に受けるなら、「優しい」曲が演奏されると思ってしまいます。タイトルと開催地から考えれば北海道が舞台の朝ドラ「なつぞら」の主題歌「優しいあの子」は流石に外さないと思います。が、問題はここからです。私が少し気がかりなのがおとなしめの曲で固めてしまうと2020年に東京ガーデンシアターで行われた「スピッツ コンサート 2020 “猫ちぐらの夕べ”」と被ってしまいます。いや、被ってもいいんですけれども、あえてここでは、「猫ちぐらの夕べ」でやった曲以外から、期待してしまう曲を妄想していきたいと思います。

優しくなりたいな(スーベニア収録)

 ベッタベタのベタですが、題名に「優」が入っている曲といえばという感じです。「優しくなりたい」と素直に言える人はすでに優しいことが多いと個人的に思っています。果たしてスピッツの方々はどうなのでしょうか。個人的に正直な歌詞で好きなものは

優しくなりたいな 難しいと気づいた
だけどいつか 届くと信じてる

です。比較的分かりやすい歌詞が多いと思われるアルバム「スーベニア」ですが、この部分の「優しくなりたい」という思いはよりストレートに聞こえました。私の読解不足かもしれませんが。

 加えてこの曲、アルバムではピアノとボーカルがフィーチャーされた曲でした。しかし、せっかくライブなのですから、ギターやドラムの加わった「優しくなりたいな」が聞いてみたいです。ピアノのイントロはそのままに「正夢」のような雰囲気でドラムやベースが組み込まれた曲調が想像できないでしょうか。

群青(さざなみCD収録)

  爽やかで可愛らしくて、とても「明るい」スピッツの良さが凝縮された曲であると感じています。「猫ちぐらの夕べ」では同じさざなみCDのシングル曲から「ルキンフォー」をやったので相補的に考えてしまいました。こちらもサビに「優しい」が登場します。

優しかった時の 心取り戻せ 嘘つきと呼ばれていいから

優しかった自分に戻りたいということですから、この曲も言い換えると「優しくなりたい」ということになるかと思います。嘘つきと呼ばれても良いというのは、それほど優しくなりたいという強い意思に感じました。北海道の広さとこの曲の広がりはマッチすると思います。ところで、この曲のMVは草野さんがアンガールズのお二人と一緒に踊っているのですが、ライブではどうなのでしょうか。観客が踊っているのでしょうか。生で見たことがないので気になるところです。

雪風(醒めない収録)

 スピッツには季節が明らかにわかる曲、聞いているとなんとなくわかる曲、季節が歌詞で使われる曲がいくつかあります。しかしながら冬の曲は少ない、ということを聞いたことがあります。よくよく考えると冬の曲もありますが、確かにイメージは少ないかもしれません。「サンシャイン」「スカーレット」「甘ったれクリーチャー」あたりは私は冬であると解釈していました。どうでしょうか。おそらくクリスマスソングがないので、冬に対する印象も希薄になっていると思います。

 そんな中、この「雪風」は曲名からも冬が感じられます。あとはこの曲、解釈的には主人公が死んでいます。珍しく、草野さんの公式見解です。「ありがとさん」関連の話で雑誌で触れています。歌詞で好きなのは、

無敵の微笑み 見せてくれ

です。もうこれはシンプルに無敵の微笑みが見たい、そういうことです笑。

 そしてこの曲やるのではないかな。と感じる理由が制作の背景にあります。シングルとして発売された「雪風」ですが、ドラマ「不便な便利屋」のテーマであるそうです。私は全く知らない番組なので、語ることができないのが残念ですが、面白い関係性があります。それは、北海道を舞台にしたドラマなのです。さらに脚本&監督は鈴井貴之さんです。説明不要かとも思いますが、このかたは「ミスター」と呼ばれ親しまれる北海道の大スターです。仙台に住む私はたまの夜中にやっている「水曜どうでしょう」で存じております。と、なると北海道との結びつきが強いこの曲は1月という季節柄にもあっていて、演奏するのではないかと思っております。どうでしょう。

旅の途中(三日月ロック)

 アルバム「三日月ロック」を締め括るまとめの曲です。スピッツの旅を象徴する曲とも言えると思います。事実、スピッツが活動について書いた書籍のタイトルにもなっています。曲調はギターの音色が綺麗な「優しい」曲になっていると思います。歌詞についての解釈は私はしていませんが、一歩一歩歩いていく感じと言いましょうか、強さと君への思いが調和した曲に感じています。ぜひ聞きたいと思った理由は、こちらの歌詞です。

腕からませた 弱いぬくもりで
冬が終わる気がした

「優しいスピッツ」がどのような背景で決まったのかはまだ明らかになっていません。つまり「見っけ」発売の時点で決まっていたのか、「コロナ」を背景に決まったのかということです。私は後者であると思っていますが、それを前提とした時に、引用した歌詞「冬が終わる」というものに希望を感じました。コロナで先の見えない「冬」それを終わりにしたい、旅を続けていきたい、多くの方が願うところではないかと予想しました。「冬の終わり」はスピッツの歌詞に多く登場しています。デビューシングル「ヒバリのこころ」や最新シングル「大好物」まで常に冬の終わりと春の訪れを歌っているバンドかもしれません。そんな勝手な思い出選出してみました。

アカネ(ハヤブサ収録)

 最後にご紹介するのは、「アカネ」です。この曲を選んだ理由は特別ありません。私の個人的に聞きたい曲であるということです。でもこの曲聞くと私はとても前向きになることができます。優しく寄り添ってくれるような曲なのです。

晴れの予報も ハズれたけど
朱くかすむ 夕陽を待とうか

 私はいわゆる雨男なので、晴れの予報がハズれることはよくあるのですが、そういったことがあっても前向きに生きようというメッセージを受け取っています。まぁ「晴れの予報」は比喩かもしれません。ギターソロも高音部分がメロディアスで好きですね。

まとめ

 以上、「優しいスピッツ」で演奏してほしい曲でした。いつものごとく、私の完全な好みなので当たらないかと思いますが、楽しんでいただけたら幸いです。「猫ちぐらの夕べ」を予想した時は「猫になりたい」しか当たりませんでしたので、ガチ予想には程遠いですね。実際はもう少し「優しい」にとらわれない選曲になると思います。みなさんもぜひ妄想を膨らませてみては。(Lac-Q)

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